ぼくの名前はゆるもく。
大きな樹を見るのが大好きなんです。
筑後川沿いに歩くと
菜の花がいっぱい咲いていました。
ふと見ると
民家の屋根より高く突き抜けた樹を発見!
近づいていくと
それは大きなクスノキでした。
ぼくはいいなって思う樹を見つけると
深呼吸したくなります。
うん、いい!
この樹のこと。
隠家森(かくれがのもり)といいます。
このクスノキは樹齢1500年以上といわれていて
地上から3mのところえ三枝に分かれ
幹の内部は約8畳ほどの空洞があります。
幹の西側には抱き込まれたような形で
ムクノキが生えています。
西暦661年、斉明天皇が百済救済のため
朝倉橘広庭宮にお出ましになられた際に
宮の警戒のためこの辺りに朝倉の関が設けられました。
ここを往来する人は名乗して通り、
名乗れない人は夜のなるまでこの森に
隠れていたと伝えられていて、
この伝承から「隠家森」という
名前がつけられました。
所在地:朝倉市山田