獅子を見にいく

北斎が80歳を越えて自らのために
日々描いた獅子の絵219枚(日新除魔図)が初めて
九州国立博物館で展示されると
知って見に行ってきました。
北斎が好きでいろんな美術館で見ていたのですが
今回、摺りのきれいな浮世絵が
来るんだろうなくらいにしか
思っていませんでした^^;
(そう言いつつ見に行っちゃいますが)

猫盆栽展で絵を購入してくださった
お茶の先生のところへ
掛け軸仕様に仕上がった絵を納品しに行った時、
「北斎が毎日違った獅子を描いていて
その絵が九博で展示しています。
あなたが毎日猫盆栽を描いているから
きっと好きだと思いますよ。
ぜひ、見に行ってみて」
と言われてそんな面白いものが
展示しているとは知らなかったので
前期の作品入れ替えの前に行くことにしたんです。


今回の猫盆栽展で唯一の人間はこの力士のみ^^

驚いたのはその獅子の絵のコレクションのみは
すべて撮影がOKで、絵に北斎が日付を入れていたので
見ている人は誕生日など記念日を探して
思い思いに獅子の絵を撮っていました。


残念ながら私の誕生日の獅子はいませんでしたT.T

1枚描き上げてる時間はおそらく短い時間だと感じました。
筆のタッチを使い分けて、気持ちいい線の数々。
たまにくすっと笑ってしまうユーモアのある獅子もあり、
迫力満点の龍のような獅子もいました。
怖い顔なのに見ているうちにだんだん
愛着が湧いてきました。
「すごいなあ」って何度も口に出ていて、
たまにガラスを忘れて絵に近づきすぎて頭をぶつけるほどでした。
時を越えてこうやって間近で見ることができたのは
本当にすごいことだし幸せなことだなぁ。
浮世絵の版画や女性の肉筆画も素晴らしいけれど
今回は獅子に釘付けの1日でした。


購入していただいた猫盆栽の額装された写真が先日送られてきました。
ピンクのマットがかわいい^^


北斎の獅子を真似て、猫盆栽とコラボ!
「獅子はかっこいいけど僕にとってはちょっと怖いなあ」

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